地域ブランド583銘柄実力度調査

日経グローカルの今月号の特集は地域ブランドに関するインターネットアンケート調査の結果だった。調査対象とされているのは地域団体商標として、「認定されたもの」(152銘柄)、「認定出願中のもの」(419銘柄)、「地域団体商標の創設前に認定されていた商標」(12銘柄)。これらが「知名度」や「地名アピール度」等6項目の偏差値平均でランキングされている。上位5位まで以下のような結果。

  1. 夕張メロン地域団体商標の創設前に認定されていた商標)
  2. 魚沼産コシヒカリ)(出願中)
  3. 長崎カステラ(認定済み)
  4. 松坂牛、松坂肉(認定済み)
  5. 宇治茶(出願中)

583銘柄全体のうち、食品が7割程度のなか、38位に「その他サービス」に分類されている「京料理」が入っている*1。京都は出願数、認定数、100位以内ランクイン数で「3冠」。「伝統的なものを守ろう」という京都府民の意欲が形になっているということだろうか。
しかし、もう少し「サービス」的な地域ブランドが多く出願されて認定されるほうが自然だと思うのは僕だけだろうか。
あと、カタチにならないもの、例えば「江戸っ子気質」的ものって、商標といわないまでも、なんとかブランドにできるといいのだけれど*2。まぁ、それはもう少し先のことかもしれない。

*1:まぁ、これも食品の一種な気はするが・・・

*2:ちなみに、東京からの出願数は少ない。「東京は『都市』であって『地域』ではない」という本文中の説明には納得。