馬路村(2)

川の音を聞きながら熟睡し、朝から温泉に入ったためか、カラダの調子が良い。今日は朝から「ごっくん馬路村」の製造・販売工場を見学させていただく。 昔は営林所だった場所に新しく建設したという工場は、清潔で、広い。ただ、時間が早かったためか、働いて…

馬路村(1)

この本を読んで以来、一度来てみたかった、馬路村にやってきた。高知竜馬空港から車で2時間弱程度なのだが、だんだん道が細くなり、山が深くなっていく様子は、車を運転していない僕にとってはカナリ楽しかった。一度、馬路村を通過して魚梁瀬まで行き、ダム…

デラウェア

先日、アメリカのデラウェア州に行く機会があった。デラウェア州は、東海岸のニューヨークとワシントンDCのほぼ中間に位置するアメリカで2番目に小さい州で、人口は80万人程度である。日本人の発想で言えば、ぶどう(デラウェア種)が豊富に取れそうな…

表参道ネスパス

表参道ヒルズの裏手に表参道新潟館 ネスパスを発見。すごい立地環境だ。東京にある各県のアンテナショップはアンテナショップ一覧 -[たくさんとくさん]に整理されていて、これをみると、どの県もカナリ良い場所にお店を確保している。 でも、新潟の表参道…

地域ブランド583銘柄実力度調査

日経グローカルの今月号の特集は地域ブランドに関するインターネットアンケート調査の結果だった。調査対象とされているのは地域団体商標として、「認定されたもの」(152銘柄)、「認定出願中のもの」(419銘柄)、「地域団体商標の創設前に認定されていた…

奥美濃カレー

今朝、「知っとこ!」の07年大注目の冬カレーという特集で、「奥美濃カレー」というご当地カレーが紹介されていた。ご当地カレーといえば、レトルトカレーを思い浮かべてしまうけれど、これはカレーで地域活性化をしようという、地域ブランドの取組み。中…

地域ブランドフォーラム全国大会

2日に中小企業基盤整備機構が主催する第2回地域ブランドフォーラム全国大会が行われたようだ。当日は出席することができなかったのだが、なんとか資料だけは手に入れることができた。 観光の話と地域団体商標の話の後にパネルディスカッションがあった模様…

地域団体商標

地域団体商標(=地域名+商品名(あるいはサービス名)による「団体商標」≒地域ブランド品/サービス)の登録が100件に達したらしい。 ブランドのインフレ化:http://myhome.cururu.jp/freedom_and_justice/blog/article/31000713827 これを多いのか少ないの…

ふるさとからのメッセージ

元旦に放送された「NHKスペシャル」の再放送をみた。NHKスペシャルは好きな番組なのだけれど、今回は特に面白かった。いわゆる地域(イナカと言い換えても良い)が直面する、高齢化、過疎化、財政難、国際競争力を確保するための農業の問題などに関する、独…

萌え県など

宮崎官製談合事件の余波(?)からだろうか、はてなの「注目のキーワード」に「県民性」が上がっていた。それで、なんとなく「県民性」を辿っていたら、これ→moeken.net - を見つけてしまった。 個人的にはこーいうのは苦手なんだけど、つい読み込んでしまっ…

北アルプス山麓ブランド

長野県のホームページで北アルプス山麓ブランド品の認定申請が告知されている。対象は「北アルプス山麓地域の農林水産物並びにその加工品、調理品等である商品」で、申請資格は「原則として大町市及び北安曇郡内で生産または製造を行う事業者等」となってい…

中能登町(2日目)

朝から町役場でインタビューをさせていただく。その後、農家の方々による地元の農産物の直売所やなどを見学。能登上布会館も見学させていただいた。昨日とあわせると、本当に町中の色々な見所を案内いただきました。おかげで、ずいぶん中能登町に詳しくなり…

中能登町

中能登町にお邪魔する。中能登町は昨年の3月に鳥屋町、鹿島町、鹿西町の3町が合併してできた町で、合併市町村の地域イメージの調査をして以来、お世話になっている。 今年の3月に商工会が中心になって作られた、地域産業ビジョンには地域ブランドの観点が…

世界遺産

今月の日経グローカル(No.61)に「世界遺産登録へ動く自治体」という特集が掲載されている。 文化庁は年内にも世界遺産に登録する新たな候補の検討作業に入るらしく、そのために色々な自治体で登録を目指す動きがあるとのこと。現在、日本には13の世界遺産が…

高知県

高知県に行く用事があったので、ついでに県産品ブランド事業の話を聞いてみた。県では、3年半前にhttp://www.pref.kochi.jp/~kensan/index.htmを設置して、食品加工品を中心に、ブランド化とプロモーションに力を入れてきたという。典型的な「個別ブランド…

倉吉市

鳥取県の倉吉市に行った。倉吉市は、今年3月に「倉吉市ブランド化計画」を発表し、今年度から具体的な事業を進めるとのこと。どうやら倉吉市は県内の他市(と言っても県内には市が4つしかない)と比べて知名度が低いらしく、合併(昨年3月に関金町と合併)…

「道」というブランド

先週の日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京は「故郷よ、生き残れ…〜地方改革 自立への苦闘〜」という特集だった。全般的におもしろかったのだけれど、特に奈良県十津川村を扱った「日本一広い村の自立宣言」という話は特に興味深かった。 十津川村は…

シティプライド

先日、「シティプライド」を研究している方々と懇談する機会があった。シティプライドというのは、自分の住んでいる街をよく知り、誇りを持とうという運動らしく、街づくりへの市民参加や、コミュニティのルールづくり等につなげていくとのことで、イギリス…

 所感

先日、とある合併自治体を訪問した。地域ブランドの話がメインではなかったのだが、地域ブランド形成という視点で見ると、いくつか思うところがあったので、以下、書きとめておく。ここでは仮にS市としておく。S市は数年前にいくつかの町が合併してできた…

新潟市

上越新幹線に乗り、新潟市に行った。新潟市は、昨年2度の合併を経て、人口が50万人から80万人へと増加、来年4月の政令指定都市昇格を目指している。同様の話を最近、浜松市で聞いたが、これまた同様に、これを契機に市を売り出していこうということで、シテ…

つくば市

つくば市にお邪魔して、つくばスタイルのお話をおうかがいした。「つくばスタイル」に関しては、以前茨城県にお邪魔させていただいたときにも書いた*1。ホームページからもわかるように、つくばスタイルというのは、茨城県と都市再生機構が確立しようとして…

 フォーラム

これまでココで書いてきたことなどをまとめて、公の場で発表などしてみた。 「地域ブランド関連諸施策の現状と課題」、「自治体合併と地域ブランド施策」どちらも、地域ブランドの形成には ネットワークの形成 施策の選択と集中 が重要だということを伝えた…

 自治体合併との関係

合併自治体へのアンケートを基にレポートをまとめて見た。 自治体合併と地域ブランド施策−合併市町村の地域イメージに関する考察− 質問票をシンプルにしたせいか、自治体の担当者の方々の関心が高かったのかとても高い回収率だった。 欲を言えば、もう少し事…

 バンクーバー

学会発表のためバンクーバーに来た。東京との時差も飛行時間も8時間。自由な時間は限られているので、到着したばかりで眠かったけど町中を歩き回ってみた。カナダ観光局によればバンクーバーは「世界で一番住みやすい都市」らしい*1。少し歩いただけで、この…

 富山県

富山県に行った。富山城址公園周辺は丁度桜が満開だった。富山県では昨年から地域ブランド推進本部を設置して、個別ブランドの育成と地域全体のブランド化の双方の取り組みを推進しようとしている。長野型といえよう。富山県の取り組みを後押ししているのが…

 浜松市

浜松市役所と商工会議所を訪問した。浜松市は昨年7月に12市町村が合併したことで静岡県の1/5の面積になった。来年は政令指定都市昇格を目指すということで、市のプロモーションに注力している。口コミによるPRを重視するあたりは、仙台市や福井県の例とも…

 和歌山県みなべ町

和歌山市からみなべ町に南下。海の色が青い。みなべ駅前はさびしく大変見通しがよい。町役場まで20分ほど歩いたが、食事をするところが見つからず難渋した。車がないと不便に思えた。さて、みなべ町は、南部町と南部川村が合併して誕生した町である。広域合…

 和歌山県

関空経由で和歌山に行った。和歌山県のブランド事業は、個別商品の販路拡大である。話によるとブランドの種がありすぎて絞りにくいらしい。ぜいたくな悩みとも言える。和歌山全域の統一イメージは難しいとのことで、地域資源の多様性とブランド事業の適正規…

 ノルウェー

ノルウェーのトロンハイムという都市に行った。トロンハイムはオスロから飛行機で北に1時間ほどのフィヨルドに面したノルウェー第3の都市で、夏は大変美しいらしいが、残念ながら町は白一色であった。トロンハイムを訪れたのは、この場所の地域ブランドを…

 ロンドン:地域ブランド会議

ロンドンで開かれた地域ブランドの会議に顔を出した。会議の正式名称は「都市、地域、町のマーケティング」で、副題として「投資と観光を誘引するための都市、地域、町のブランディング」と記されているので、地域ブランドの表現は控えめである。この会議を…